強迫性障害

強迫性障害とは、自分の意思に反して、繰り返し、心に浮かんでくる考え（強迫思考）や、意味がないと自覚していても、反復しないと気が済まない行為(強迫行為)にとらわれ、どうしても制止できずに、苦しむ障害です。

症状としては、半数以上は、突然に発症するそうです。

強迫思考も強迫行為も本人にとっては、不快なので、なんとか取り除こうと努力はするのですが、うまくいきません。

強迫思考で、最も多いのが、汚染や細菌など不潔に対する恐怖です。

そのほか、悪いことが起こったり、人を傷つけてしまったりするのではないかといった考え、宗教的なもの、性的なものもあります。

強迫行為では、何回も繰り返し手を洗う、ある数字が気になり、外出中、歩いていても、その数字に合わせてしまう。

ガス栓やカギなどを何度も確認するといった行為が、よくみられます。

強迫性障害の原因は、神経伝達物質であるセロトニンの調節障害や、脳の一部分の代謝や血流の異常、遺伝的要因など、いろいろな仮説がありますが、いまのところ、明確な答えはでていません。

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治療は、薬物療法と精神療法を行います。